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zoom RSS 「プラネテス」(名作レヴュー第2回)

<<   作成日時 : 2006/11/16 00:37   >>

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2003年10月-2004年4月に放送、全26話。原作:幸村誠、監督:谷口悟朗。シリーズ構成、全話脚本は大河内一楼で、谷口悟朗X大河内一楼は「コードギアス 反逆のルルーシュ」でもコンビを組んでいる。第36回星雲賞メディア部門賞受賞作品。

前半は、デブリとよばれる宇宙のゴミ拾いを担当する部署デブリ課を舞台に、デブリ課に属する人間の人物像を掘り下げつつストーリーを展開し、後半は、人類初の木星往還船フォン・ブラウン号を中心に据えてストーリーを展開している。前半も後半も良質なドラマが展開され、完成度の高い作品に仕上がっている。

本作の特徴のひとつは登場人物の個性の強さではないかと思う。ハチマキを頭に巻いて気持ちを切り替える主人公「ハチマキ」や何事にも「愛」を持ち出し自分の思うところを主張する「タナベ」は、どちらかというと「暑苦しい」と見られるタイプで、多くのアニメのヒーロー、ヒロイン像とは大きくずれている。特に、最近のアニメ(昔のアニメもか?)には、たいてい一人は美少女キャラがおり、ヒロインを演じることになるのだが、本作にはそういうキャラは存在しない。このような個性的なキャラを配置しているため、序盤は、人によっては話に入り込むのが難しいこともあるようである。自分も本作をはじめてみたときは、キャラに慣れるのに時間がかかり、第7話「地球外少女」ぐらいから面白くなりはじめた。こういう事情もあり、本作は、多くのファンから高い評価を得ている一方、本作の魅力を理解できないファンも多く、人によって大きく評価が分かれる作品である。

上述したように本作は、前半はデブリ課を舞台にしたドラマだが、後半は、ハチマキが木星往還船フォン・ブラウン号の乗組員を目指すストーリーとなる。孤独な状況に身を置きセルフィッシュに高みを目指す「ハチマキ」と、「薄っぺらい」と批判されながらも何事にも「愛」を振りかざす「タナベ」、二人はある意味対極の存在であり、物語の後半、それぞれの立場で互いに究極といってもいいような選択を強いられることになる。それらを乗り越えた先の二人の「愛」。19話以降は怒涛の展開で、まさに傑作というにふさわしい作品。

個人的には、これから社会に出る人、社会に出て大きな壁にぶち当たっている人、大きな志をもち高みを目指している人、是非そういう人たちに勧めたい作品である。

次回の名作レヴューは「蟲師」の予定。

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プラネテス【アニメ】
久々に良質アニメを見ました。「プラネテス」デブリ屋(宇宙のゴミ回収屋)のハチマキ(主人公)が人類初の木星往還船に乗り込むまでのヒューマンアニメです。 ...続きを見る
たかすけの平塚情報局
2006/11/27 19:49

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