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zoom RSS 「キノの旅」(名作レヴュー第11回)

<<   作成日時 : 2007/05/27 17:42   >>

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テレビ版は、2003年4月-7月に、全13話放送、現在のところそれに加え劇場版2作がある。原作:時雨沢恵一、監督:中村隆太郎(テレビ版、劇場版第2作)、渡部高志(劇場版第1作)。主人公のキノと言葉を話すモトラド(オートバイ)のエルメスの旅を描いた作品。

キノはエルメスに乗って国から国に旅を続けているが、一つの国には三日間しか滞在しないと決めているため、ストーリーは基本的には一話完結型となっている。哲学的とも評された「serial experiments lain」で注目された中村隆太郎監督の作品であり、本作では人間が奥にもっているさまざまなものがモチーフとなっている。キノが訪れる国は、「人の痛みが分かる国」であったり、「予言の国」だったりと国ごとに特別な性質を持っており、それらの特別な事情を通して垣間見える人間の本性のようなものが描かれている。

本作は、どちらかというと子供の絵本で描かれるような寓話的なエピソードが多い。舞台設定も文学的な観点からはあまりにも露骨な設定のように感じられるが、アニメとしてみるとそれほど違和感はなくみることができる。全編を通して「灰羽連盟」などと同様、薄暗い色調の作品であり、ストーリーもシリアスななものとなっている。ところどころ印象的なセリフを抜き出して文字で表現されるなど、メッセージ性の強い作品だが、「serial experiments lain」のように難解なストーリーではない。一話完結型で旅先での出来事を淡々と描くという意味では以前名作レヴューで紹介した「蟲師」などとも近いが、「蟲師」が昔の日本を舞台にしているのに対し、本作で描かれている国は西欧的で印象は大きく異なる。淡白に描かれているため、人によっては退屈する場合もあるアニメだと思うが、ストーリーは良質で映像的にも大きな不満はなく、個人的には楽しめたアニメだった。

中村隆太郎監督は攻殻機動隊の原作で知られる士郎正宗さんとプロダクション I.Gの共同原作アニメ「神霊狩/GHOST HOUND」の監督をすることが発表されており(http://animeanime.jp/news/archives/2007/03/igghost_hound32.html)個人的には楽しみにしている。

次回はアニメレヴューで、「マリア様がみてる」の予定。

# 基本的には「エヴァ」や「ガンダムシリーズ」などの誰でも名前ぐらいは知ってそうなアニメや、「鋼の錬金術師」や「涼宮ハルヒの憂鬱」などの最近のヒット作はわざわざ紹介するまでもないかと思っていたのだが、ネタが切れてきたらそういう有名作のレヴューも追加しようかな。

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